社会福祉法人
稚内福祉会
社会福祉法人 稚内福祉会のホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。当法人は、平成元年に稚内市(自治体)が設置し、もとより市営であった施設を受託経営する社会福祉法人格をもつ団体として設立されました。
設立当初は、「養護老人ホーム」とクリーニングを訓練活動とする「身体障害者授産施設」、そして在宅福祉サービスの柱とされたデイサービスセンターの運営を総勢45名の職員でスタートしました。各種事業を進めるうえで多くの方々にご支援とお引き立てをいただきまして、現在があると考えております。
その後、二か所目のデイサービスセンター、介護保険スタートと同時に「特別養護老人ホーム」の運営を受託しましたが、措置から契約へと移行し、従事する職員はお世話からサービスへの意識改革が求められ、サービスの質の向上に向けた取組みが始まりました。
法人設立から20年間第三セクター方式で運営しましたが、より地域の福祉ニーズに照らした事業展開をするために、稚内市との協議を重ねまして平成21年4月に法人名は継承して一般法人化を果たしました。古いイメージを払拭し、市民の皆様が安心して余生を送ることが出来る施設創り、さらには職員の皆さんが誇りを持って働くことが出来る職場環境を目指し、翌年には、『尊敬と感謝、自己発展を忘れず、社会貢献と信頼の確保に努めます』とした、念願の法人経営理念を制定しまして、組織として人格をもち地域の社会的資源としての心構えを新たに致しました。
その後、身体障害者授産施設を「就労継続支援施設」・「共同生活援助事業」へと事業転換、地域で増加する施設介護ニーズに応えるため全個室型「ユニット型特別養護老人ホーム」の創設、就労継続支援施設の新たな訓練活動として屋内型の葉野菜水耕栽培事業『最北の野菜工場 ひかり菜』をスタート、さらには今後ますます難しくなることが予想される従事者雇用の構えとしまして、職員住宅の整備と合わせ計画的に外国人技能実習生の受入を行いサービス提供体制維持に努めてまいりました。また、令和7年4月からは個人事業を承継するかたちで、稚内公園にてソフトクリーム販売(元祖 稚内公園ソフト)のファストフード事業にも着手いたしました。
そして、一般法人化から16年が経過し、尚一層多様性ある経営と組織づくりを目指すにあたり、37年という長きに亘って使用してきた法人名「稚内市社会福祉事業団」を、令和7年7月1日から「稚内福祉会」に刷新いたしました。いずれにしましても、これからも経営理念の実現と地域の皆様の生活を支え、魅力ある働きやすい職場であるために「かわらずあり続けるために、変わる」を念頭に、豊かな地域づくりの一助となれますように努力してまいります。
このホームページでサービス内容とご利用状況、そして私たちの思いを知っていただけましたら幸いです。今後とも引き続き、一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
名峰利尻富士を望む、稚内市富士見地区に本部を置くことから、「利尻山」や「北海道」、「最北端」をイメージしたグリーンのモチーフを配置し、それらをオレンジの大地が支えるデザインとなっています。
福祉の力で稚内を支える、私たちの「使命」を表すとともに、デザインに溶け込んでいる「笑顔」を絶やさずに職務に邁進する、誓いを表現しています。
令和4年11月より法人初の外国人技能実習生(インドネシア)3名を迎え入れるために新築していた職員住宅が、令和4年9月30日に竣工しました。住宅名称の「ルマ・ハラパン」はインドネシア語でルマ(=家)ハラパン(=希望)を意味しております。
コンテナやトレーラーハウス、キャンピングカーでもない移動可能な住宅で、動かせる家を意味する次世代型の「ムービングハウス(スマートモデューロ)」です。
広さは40フィートの海上コンテナと同サイズの幅 2.4m × 長さ12m × 高さ2.89m、標準2Kタイプと同じ28.80㎡、一般公道を輸送可能な最大規模サイズで、横連結は制限なく縦連結は3階建てが可能であり、横壁を抜き床面積を広げるなど使途に応じ間取りが自在です。
このたび、当事業団では6棟を2階建て連結し4世帯分の住宅を竣工しました。もともと北海道住宅として開発されたもののため、高断熱、高気密、防音性、耐震性、耐久性全ての機能を高いレベルで有する無駄を省いた高品質な家となっています。